昨日、製薬会社のノボ・ノルディスクが時価総額で欧州2社目の5000億ドルを突破したと報道されましたが、1社目はみなさんご存じでしょうか？そう、LVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）です。
ルイ・ヴィトンは言わずと知れた世界最大のアパレルブランド、モエ・エ・シャンドンはナポレオンも愛したといわれるシャンパン、ヘネシーはVSOPなど知られる世界ナンバーワンのコニャックブランドですね。
コニャックとは、ブランデーなのですが「グレープブランデーの中でもフランス西部のコニャック地方で造られ、厳しい規定をクリアしたもの」とのことで、ワインで言うシャンパン（シャンパーニュ地方で造られ規定をクリアしたスパークリングワイン）みたいなものですね。
モエ（MOET）だけちょっとお手頃な感じがしましたか？モエのプレステージラインにあるのがドン・ペリニヨンつまりドンペリです。
ちょっとキラキラし過ぎてて眩暈がしそうですよね。3社（今は１社ですが）に共通して言えることは、ラグジュアリーブランドを作り出しているという点です。ではラグジュアリーとは？？
キングコング西野亮廣さんが言うには、
「プレミアム」と「ラグジュアリー」というのは全然違って、「プレミアム」というのが「競合がいる中のNo.1商品（上位商品）」で、「ラグジュアリー」というのは「競合がいない商品」のこと
夢（ラグジュアリー）というのは「誰でも知っているけど、（ほぼ）誰も手に入れていないモノ
ベンツやレクサスはプレミアムだけど、フェラーリはラグジュアリー
オメガやロレックスはプレミアムだけど、パテック・フィリップはラグジュアリー
コーチやマイケル・コースはプレミアムだけど、シャネルやエルメスはラグジュアリー
私が思うに、モエはプレミアムだけどドンペリはラグジュアリーだと思います。なぜならモエは普通の酒屋さんに売ってますが、ドンペリは売ってませんもの。
ヨーロッパの人たちはこういった付加価値を作り出す手法に非常に長けていると思います。有名なブランドはほどんどがヨーロッパ発祥の会社であったり、SDGｓやCO2排出量取引など物（実体）としては無だけど、お金を出したくなる（もしく出さざるをえない）事象それこそが「価値」なのではないかと思います。
ヨーロッパ最大の企業は、ヨーロッパだけでなく世界が羨む稼ぎ方で王座に座っているみたいです。
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