やせ薬の会社 ヨーロッパ2社目の快挙

ニュースの内容は、

「肥満症治療薬「ウゴービ」を製造するデンマーク製薬大手のノボ・ノルディスクの時価総額が、5000億ドル(約74兆円)を突破しました。欧州企業としては、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンに次いで2社目の快挙。」

とのこと。

製薬会社の時価総額よりもやせ薬が気になるところですよね。

このやせ薬「ウゴービ」はGLP-1受容体作動薬と言われるものです。GLP-1(グルカゴン様ペプチド1)は、食事の摂取後に分泌されるホルモンで、血糖値の調節、食欲の抑制、そして満腹感の促進に関与しています。ウゴービはこのGLP-1の作用を長時間にわたって模倣することで、患者の食欲を減少させ、カロリー摂取量を減らし、体重減少を促進します。

つまり、ウゴービが食後のホルモンの真似をして体内で色々調整してくれるので、食欲が減って食べ過ぎなくなるってことですね。

だれでも薬で楽に痩せられるなら使ってみたいものですよね。しかも嬉しいのはウゴービは保険が適用できるという点です。ただし対象は 「対象は高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかの病気があり、肥満度を測る指標のBMIが35以上か、27以上で肥満に関する健康障害が二つ以上あるといった条件を満たす患者。」とのことで、それ以外の方は全額自費なら入手できるようです。

そして、ウゴービ最大の注意点は、注射だ!という点です。飲み薬ならよかったのにね。

ともあれ、ウゴービは日本でも爆発的に広まっていくことでしょう。ウゴービの成功は、ノボ・ノルディスクの時価総額が5000億ドルを突破する原動力の一つとなっています。これは、肥満症治療市場における同社の製品が大きな影響を与えていることを示しており、今後もこの分野での研究開発への投資が続けられることが期待されています。

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